子どもの安全を守る一戸建てのセキュリティ対策
2020.09.14
writer
LCT
共働きの夫婦ですと、子どもが放課後に自宅に帰ってから留守番していて、学校が夏休みや冬休みのような長期休暇に入ると、平日親は仕事で家にいないため、朝から晩まで、家で子どもが留守番なんて事もあります。また昨今では、新型コロナウィルスの影響での臨時休校など、親も一緒に居れば良いですが、何かとそうはいかないことが多く、子どもだけで家にいる時間が増えています。そこで気をつけておきたいのが、親が留守の間を狙った犯罪で、子どもを狙ったわいせつ犯罪や、窃盗、詐欺などが起こっています。
ポイントをしっかりと押さえておけば、犯罪にあうリスクは減らすことが出来まるので、子どもが留守番中にどのような犯罪が起きているのかに注目し、家づくりにおいて必要な防犯対策を知っていきましょう。
目次
子どもの犯罪被害件数
子どもの被害件数は年々減少傾向にはありますが、それでも年間11万件以上起こっているのが、実情です。その主な罰種別に見ると、窃盗が83.7%で最も多く、暴行3.9%、傷害3.1%、強制わいせつ2.3%、恐喝0.4%となっています。では家の中での事件はどのような所で起こっているのか見ていきましょう。
配達業者や水道業者を装っての押し入り
「荷物を届いていますのでサインをください」のように宅急便や配達業者を装って、家に押し入ったり、「すぐに修理対応が必要」などといった電気業者や水道業者を装って押し入る場合、窓から入ってくる場合など、ケースは様々あります。留守番が慣れていない子どもに1番に必要なことは、誰かが来てもインターホンに出ないのが大切です。またインターホンで対応ができるようになった年でも、ドアを空けないというのはルール決めしておく必要があります。
<ポイント>
・留守番が慣れるまでは、インターホンに出させない
・誰かが訪ねて来てもドアを開けない
親が留守中に子どもと電話して個人情報が漏れる
知らない番号から電話がかかってきて、電話に出てしまい、家族の個人情報を探られたり、家に子ども一人ということがわかると家に押しかけてくるといったケースがあります。子どもは好奇心が旺盛で、興味本位で電話に出てしまい、注意力の低さで事件を起こしてしまうので、知らない電話は一切出ないというルール決めをしておくようにすることが大切です。
<ポイント>
・知っている番号以外の電話に出ない
・何かあったら親に電話させる
子どものための防犯対策
防犯対策は昔に比べると、今はIoTが普及していることもあり、スマホと連動したような防犯グッズも数多くあり、安心に思うことも増えましたが、親が留守をしている間に子どもが事件に巻き込まれないようにするために必要な防犯対策とは、どういったものか見ていきましょう。
インターホン
インターホンには通話だけのもの、画像を確認できるもの、手軽なワイヤレス式などさまざまな種類がありますが、最近のインターホンはとても性能が高くなっています。
中でもカラーテレビドアホンは、子どもの防犯対策として必要な機能が備わっているのですが、「室内通話が可能」「相手の顔が見える」「録画機能がある」などといった点ではかなりの防犯対策になります。また、「ボイスチェンジ機能」がついたものなどもあり、子どもの声がわからず訪問者と通話することで事件にあうリスクを回避することが可能となります。
最近では、外出先からも来訪者の応対をスマートフォンで映像を見ながらできるものや、子どもの外出・帰宅がわかる機能が付いたIoTのドアホンがあり、どんどん新しい機能が増えていて、こういった機能を上手く使うことで十分な防犯対策が可能になります。
電話機
電話機もさまざまな機能がありますが、子どもの留守中の防犯対策で役に立つのが、電話をかけてきた相手の名前を音声で知らせる機能を使えば、子どもが留守番中も着信時に安心して電話に出ることができます。他にも、電話機に番号を登録していない相手から着信があった場合に、音声メッセージで迷惑電話に対する注意を促す機能など。子どもでも大人でもこのメッセージを聞くと危機管理が働くので、安心できる機能のひとつです。
最近では、警察や自治体から迷惑電話番号情報を自動取得して、該当番号からの迷惑電話をブロックする「迷惑ブロックサービス」などもあり、より安全性を重視する方にはおすすめです。
まとめ
親が外出中の事件は、インターホン・電話から起こるものが多く、子どもはとってはどちらも興味本位で取ってしまい、それが窃盗やわいせつ犯罪のような事件に巻き込まれる原因のひとつです。どちらも選ばれる際には事前に万が一といったリスクを考えてから、その家庭に合った機能を取り入れていくことで、犯罪被害のリスクを無くし、子どもが安全に留守番できる環境をつくっていってもらいたいです。
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